センスUpアレンジ 前回からのつづき、春の花アレンジです   前のページへ戻る

 1いちばん長く挿すチューリップを1本、長さを決めて茎を切ります。長さは器の高さの3倍程度に。例えば器が5㎝だったら花をさして高さが15㎝ぐらいになるように切ります。

だいたいで大丈夫です 2

茎は斜めにカットします。 そうすることでスポンジに挿しやすくなりますし、しっかり固定されます。

 3このように一番長いチューリップはスポンジの真ん中より少し後ろに挿します。約2センチぐらい挿せばOKですチューリップは茎が曲がっているものが多いですが、まっすぐでなくても大丈夫です。

花が後ろに向かないように気をつけましょう。

DSC_7217←つぎにこちらの葉っぱ、ドラセナを使ってスポンジを隠しながら底辺の形をつくっていきます。アレンジするときはまずスポンジをカバーします。後からだとたいへんなので☆。

4大きな葉はそのままでは使いにくいですが、ちょっと手を加えることで数枚しかなくてもボリュームのあるカバーグリーンになります。

葉をこのように丸くしてホチキスで止めます。5同じものをあと2つ作ります。

 6←3つのドラセナピットスフォルムの枝を交互にさしたところです。これでほぼ底辺のカバーができましたね。つぎは花をバランスよく挿していきます。

7もう1本のチューリップを右に、少し長めに挿します。ガーベラを1本、それより短く切って、左側に挿します。形としては、右に少し長い三角形を作るような感じです。

 

すこし三角形を崩したほうがよりナチュラルなアレンジになります。この時も花が後ろを向かないように気をつけます。

 

大まかなフォルムはこれでできました

 89つづいて、こちらのヒペリカムというまるい実のような花ですが、大きな塊になっているので、小房にわけます。

いくつかにわけたら、低くスポンジを隠すような感じで挿していきます。

10 残りのガーベラ2本は、真ん中と右に入れたチューリップの間に1本と真ん中のチューリップの後ろに低く挿します。

「後ろに入れる」というのは、後ろむきに入れるという意味ではなく、アレンジの奥行を出すための花です。

 

なので、後ろですが、花は上に向けてさしてくださいね。   そして、ヒペリカムをその足元に低く入れた状態です。

11 同様にホワイトレースフラワーを挿します。こちらはふんわり広げるようにボリュームを持たせて挿します。      12

 

このように短く切って、下のほうでふんわりと広げる感じです。

13ホワイトレースフラワーを挿したところです。 ここまでで、ほぼ形は出来ました。 長い花と短く入れる花をバランスよく配置することで、奥行が出来て、空気感を感じるアレンジになります。つづいて、リリオペという細長い葉物をひと工夫します。

 

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こちらがリリオペです。ミスカンサスともいいます。

14151本はこのように丸めてホチキスでとめます。

 

→ 少しラフな感じに丸めるとよりナチュラルな感じになります。

16リリオペを左の大きな空間に飛び出すように挿します。もう1本は丸めずそのままで、少し長さを切って空間に振り出すように挿します。空間に細い葉を少し振り出すと、よりふんわり感が増しボリュームを出すコツです

 17~少ない花でも豪華に飾る~アレンジの完成です

 

サイズは 横30㎝ 縦30㎝ です。

どうでしょうか?

 

大きな花は6本しか使っていませんが、長さを出すもの、巻いてボリュームを出すものなど、ちょっとしたコツで、大きく豪華なアレンジメントになります。

 

今回はチューリップを使いましたが、今の時期に良く出回るスイートピーなどでも長さを出す花として使えますので、春の花でいろいろと試してみてくださいね

次回は、食卓などに飾る「テーブルフラワー」をおしゃれにアレンジするコツをお届けする予定です。 お楽しみに