~春のアレンジ~「テーブルフラワー」をおしゃれにアレンジするコツ つづきです 
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今回使う花材は、

←左からフリージア  3本
    ラナンキュラス 4本
    ガーベラ    5本
    マトリカリア  1本

 

←左からピトスフォルム 1本
    レモンリーフ  1本
    アイビー    1本
    リリオペ    2本

以上です。

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レモンリーフの葉を1枚づつばらしていきます。スポンジに挿す2センチほどを残して茎を斜めにカットします。

 

1本の枝についている葉は大きさがいろいろあります。大きめなのを左右に、ちいさめなのを前と奥にそれぞれ1枚づつ挿します。

レモンリーフの間に、ピットスフォルムの枝をカットして挿していきます。

いちばん下の葉っぱは、必ず一番最初にセットします。スポンジを隠す意味もあり、デザイン全体の大きさを決める意味もあります。
これを”カバーグリーン”といいます。

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 つづいて、いちばん真ん中の高さを決める花を挿します。

 

出来るだけまっすぐなガーベラを1本えらんで、スポンジに挿して15㎝ぐらいになるように茎を斜めにカットします。

出来上がりの高さが15㎝ということになります。テーブルフラワーは低めにアレンジするのが鉄則です。

スポンジの高さが約8㎝なので、器と花の部分の比率はだいたい1:1ぐらいの感じです。

だいたいで大丈夫です

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 ガーベラを左右に、それぞれのレモンリーフの長さより出ないように挿します。
すべての葉、花は、中心に向かって挿します。(←矢印の方向に)

中心とは、スポンジの中心をイメージすればOKです。この時も、花が下を向かないように気を付けて挿しましょう

 

挿す位置は、スポンジの面取りをした部分に斜めに挿す感じです。花も葉も、茎を約2センチぐらいスポンジに挿すのでその長さをプラスしてカットしてくださいね

だいたいで大丈夫です

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 残りのガーベラ、2本も、前と奥に同じように挿します。この時もスポンジの中央に向かって挿すような感じです。

左右、前後も対称になるように長さに気をつけます。

こんな感じの半楕円形(横長の丸)のドーム型をイメージします。

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 つづいて、ラナンキュラスを、ガーベラの間に均等に挿していきます。

 コロンとしたフォルムのかわいい春の花
いろいろな色がありますが今日は爽やかに白のラナンキュラスです。

 

 ガーベラの間に挿すとき、花の向きはそれぞれ外に向かって広がるように挿します。

この時も、茎は中心に向かって挿す感じで全体の形を見ながら挿していきます。

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上から見た図です。

このように楕円形に見えるように、均等に配置します。真上から見て形が崩れているときは、抜いて挿しなおしても大丈夫です。その時はできるだけ、さっき挿した穴には挿さず少しずらして挿しましょう。

すでに穴が開いているところに挿すと茎の断面がスポンジに密着せず、吸水が悪くなりますのでご注意を★

ちょっとしたことですが、花を長く持たせるには大切なことです。

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 アレンジのフォルムはほぼ完成したので、ここからはアレンジに動きをつけていきます。

 

ラナンキュラスのつぼみは、青く固いものはほとんど咲かないのですが、これも丸い実のように使えますので捨てないでくださいね。

 

フリージアはつぼみのことが多いですが、次々と咲いてきますので、それを考えて広い空間に挿します。

 

マトリカリアはちいさめの束に切り分けてふんわりと挿します。とっても繊細な細い茎のかわいらしい花ですが、見た目によらずすごく丈夫な花です。

花持ちもいいので長く咲いててくれる花ですよ

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 アイビーは葉を2~3枚ほどつけた小枝に切り分けて使います。

葉の形が可愛いですねアイビーを使うととてもナチュラル感が出ます。

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 スイートピーガーベララナンキュラスの間の空いたところに少し飛び出すぐらいに挿してください。

先のくるんとまがったところがかわいいので。

アレンジにぐっと動きが出ました。

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 マトリカリアを3か所ぐらいに分けてふんわりと挿します。

ちいさくても存在感抜群のマトリカリア

←これは、マトリカリアシングルペグモ という一重咲きです。その他に八重咲きのものもあります。

アレンジに入れると一気にナチュラル感Upのすぐれものです

ここまででほぼアレンジは完成ですが、もうひと手間でぐっとおしゃれなアレンジになります。

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リリオペを1本左斜め奥に挿し、対角にラインを出すように挿します。リリオペの先が挿しにくい場合は、花の間に入れ込むだけでもOKです。

前回は丸めて空間に飛び出すようにつかいましたが、今回はラインをいかしてそのまま長く使います。

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 もう1本も同じ場所から挿し、すこしずらして先を入れ込みます。

2本のラインができましたね。

こうすることで、単調な楕円のドーム型がキリッと引き締まり、動きもプラスされます。

 

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 上から見たらこのような感じです。

 対角線に1本、ずらして、もう1本。

 

 

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そしてやはり最後に加えたリリオペのラインがアクセントになって軽やかさを出しています。

こういった葉のラインをうまく使うのもナチュラル感を出すコツでもあります。

 

これで完成です

横30㎝ 縦15㎝ 奥行20㎝

テーブルの真ん中に置いてどの席からみても花がきれいに見えるアレンジになっていますね。

 

 

ギュッと花を詰め込んで丸く作るのも綺麗ですが、こうしてふんわり空気感を持たせて丸くすることで優雅さが出ますね。

 

 

 

 

 

テーブルは食事をする場所ですから、できるだけ黄色オレンジ、そしてグリーンなどの食欲が増進する色を選ぶことも大切です。そして高さを出さないこと。食卓に花があるととても場が和みます。自然と会話も弾みますね。

花はこれに限りませんので、手に入るお花でいろいろ代用してくださいね。

次回は3月3日の桃の節句を前にして、”桃の花を使ったお雛さまアレンジ”をご紹介しますね
可愛くておしゃれな、大人のお雛様をアレンジしたいと思います

お楽しみに