ボーゲンフォルムとは、弓型のアレンジのことをいいます。弓のようにしなやかにカーブするラインがエレガントな印象のアレンジメントなので、教会や結婚式場などの花装飾にもよく見られますね。 厳密にボーゲンフォルムでつくると、花がとてもたくさん必要ですし難易度も高くなります。 ですので今回はそんなボーゲンフォルムをとっても簡単にいつものように少ない花材で創るコツをご紹介します。 |
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まずは、いつものように花ハサミとスポンジを切るナイフです。 |
花器はちょっと高さのあるものがいいです。
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花器の太さに合わせて吸水スポンジをカットします。 今回は少し上に出るようにセットします。
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こんな感じ。 このように、角を面取りしてくださいね。 スポンジを花器より上に出すのは、横にも花を挿すためです。
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ファンデーションワークはここまで。ではアレンジしていきます。 |
本日の花材です。 左から バラ 1本 カラー 4から5本 ガーベラ 4から5本 レースフラワー 1本 |
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グリーンは 左から、サンデリアーニ 1本 アスパラベラ 1本 アイビー 3本 |
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まず、アイビーで横幅を決めます。 すこし下から上に挿す感じで下へ流れるように左右とも挿します。 |
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こんな感じです。 アイビーはつる性の植物なので、自然にカーブしています。そのラインをうまく生かしてください。 |
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サンデリアーニの葉を周りに均等に挿しておきます。 カバーグリーンになります。 |
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つづいてカラー。 カラーは茎がまっすぐですが、ゆっくりまげてやることでカーブを出すことができます。親指と人差し指でゆっくりなでるようにしならせます。 |
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すこしカーブをつけたカラーを左右に均等に挿します。 アイビーより少し短いぐらいの長さです。 |
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そして高さを決めるバラ。 真ん中の位置にすこし高さを出して挿します。 |
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こんな感じです。 だいたい、スポンジから2センチぐらい茎が見えるぐらいでしょうか。 これで高さが決まります。 |
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つぎにガーベラをバラとカラーの間に挿します。 |
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てっぺんのバラから、アイビーの先までをなだらかなカーブを描くようにつなぐラインの真ん中あたりにガーベラがくるように。 きれいな弓型に見えるかどうかはここにがポイントなので長さをよく見て挿してください |
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左右とも、ガーベラをおなじように挿しました。 |
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上から見たらこんな感じ。 花が一直線上に並んでいます。 これで横のラインができました。 つづいて底辺の花を入れてフォルムを完成させます。 |
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カラーを後ろと前の斜めに挿します。 残りのガーベラも同じように前後に均等に挿します。 |
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カラーを前後に挿したところです。
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ガーベラも底辺に挿しましょう。
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レースフラワーは子房にわけて、花と花の間を埋めるように挿していきます。
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この時も、弓型のカーブをくずさないよう気を付けて挿します |
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底辺の花が入ったところです。 このようにつながるようなかんじで挿すと、フォルムがきれいになります。 |
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のこりのアイビーは短く切って、カバーグリーンにします。
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サンデリアーニの葉はホッチキスを使って輪にします。 |
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こんなかんじです。 これをふたつ並べてさせば・・・ |
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リボンみたいでかわいいでしょう?
これを数か所作って挿していきます。 ぐっとかわいらしくなりました |
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ほぼ完成。 アレンジの形はここまでで完成です。 |
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上からみてもきれいに入っていますね。
でも最後にアスパラベラを使ってナチュラル感を出します。 |
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こちらがアスパラベラ。 レースみたなとても清涼感のある葉物です。 これがはいると一気に動きがでます |
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何本かにわけて、左右、前後に挿していきます。 ふんわりと、空気を含むかんじで |
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上から見た感じです。 アスパラベラが上にかぶっても透けてみえるので大丈夫です。ナチュラルな軽い感じになりますね。 |
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これで完成です 最後にはいったアスパラベラのラインで動きのあるアレンジになりました。 レースのリボンがかかったみたいに涼しげに見えます。 |
ちょっと難しいフォルムではありますが、全体的なラインだけを気をつければどこに何が入ってもきれいに出来上がります。 今回は少ない花材で小さめのアレンジメントなので気軽にボーゲンフォルムをマスターしていただけると思います。 |