トライアンギュラーとはその名のとおり、トライアングル=三角形。 三角形にアレンジしますが、花を効果的に配置し、フォーカルポイントをつくってメリハリのあるアレンジに仕上げます。 通常、左右対称に同じ花を挿していきますが、今回は少ない花でも見栄え良くできるよう、ポイントをご紹介します。 構成としては180度展開ですので後ろには花は入りません。 トライアングルにアレンジするだけで簡単に素敵なアレンジになりますのでぜひ覚えてくださいね(^^) |
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まずは、いつものように花ハサミとスポンジを切るナイフです。 |
今回は少し高さのある花器を選びました。
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吸水スポンジをカットしてセットします。 横にも挿しますので、器の上2センチぐらい出るように。 角を面取りしておいてください。
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ファンデーションワークはここまで。ではアレンジしていきます。 |
本日の花材です。 左から スプレーバラ 2本 |
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グリーンはこちら 左から ドラセナ 1本 |
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このように、三角形のフォルムを花でつくるのですが、 ○であらわしているところに花の顔が来るような感じになります。
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まずは、底辺の長さを決めます。
花器のふちに乗せるぐらいの感じで。 同じ大きさの葉がなければ根元をカットして短くしてください。 |
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こちらはコンコロールというお花です。 真ん中と左右に挿します。 真ん中の1本は高さを決める花になります。 |
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左右に1本づつ挿しました。 花の顔が下を向かないように挿します。
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真ん中はまっすぐなものを選んでください。 スポンジの真ん中よりすこし後ろに挿します。 真ん中ではありませんので気を付けてくださいね。 |
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ナルコユリの葉で手前の長さを決めます。 奥行になりますのであまり長すぎないほうがいいです。 だいたい、横の長さの半分ぐらいでOKです。 |
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スプレーバラの枝をよく見て、長さを残せるように数本に切り分けて使います。 だいたい、縦のラインの真ん中より少し下が構造上の焦点ですので、そのあたりに一番大きな花の顔がくるように挿します。 ←このように3輪くっついて咲いているバラは、そのままフォーカルポイントとして使います。 手前にも1輪挿しました。 |
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横から見た図はこうなります。 トップの位置から前の花まで斜めにラインをつなぐように花を挿していきます。 時々横から見ながら挿していくといいです。 |
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つぎに、トップの花と左右の花をラインでつないだ真ん中あたりに花がくるように1本づつ挿します。 コンコロールをそれぞれ挿しました。 |
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だいたいの三角形ができましたので、どんどん花を入れていきます。 トップとフォーカルポイントの間にガーベラを挿します。 顔が前を向くように挿します。 |
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手前の花と左右の花をつないだライン上にも花を挿していきます。 スプレーバラやガーベラでラインをつなぐようにどんどん花を挿します。 |
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ガーベラとバラを数本さしたところです。 だいたいこのようにラインをつなぐような感じで花をさしてください。 だいたいで大丈夫です(^^) | |
今回はダイアンサス(なでしこ)のダークパープルを挿し色にしました。 とても目立つ色なので、淡い色のアレンジに少しいれるだけで全体が締ってバランスがよくなります。 ところどころ、空間の空いているところに挿していきます。
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ダイアンサスを数か所挿しました。 先ほどの三角形のラインを崩さなければ、どこにどの花が入ってもいいのですが、全体的に偏らないように挿しましょう。 そのほうがバランスがよく美しく仕上がります。
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アガパンサスです。 このように小さな花の集まりですので空間を埋める花として使います。 空間の空いているところにふんわり挿しましょう。 全体のボリュームがUpして豪華になります。
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花と花の間を埋めるように挿します。 メインの花より前に出ないように気を付けます。
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空間が埋まり、ボリュームが出ました。 ほぼ完成ですが最後に後ろの処理をします。
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後ろにはグリーンを挿します。 180度展開なので花は入りませんが、後ろから見てもスポンジは見えないようにグリーンで処理します。 見えないところも美しく。フラワーアレンジの基本です。
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後ろから見たら、このような感じです。 アレンジの厚みにもなりますので、後ろのグリーンは必ずいれましょう。
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底辺のラインはこんな感じです。 花の大きさにもよりますが、空間が空きすぎている場合は、グリーンなどを足してください。
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花が平面にならないように配置します。 全体的に窮屈な感じにならないよう、ゆったりと空間も持たせてアレンジしましょう。
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完成です(^^) 三角形につくるトライアンギュラー。 あまり難しく考えず、輪郭がなんとなく三角形になればOKです(^^)
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ポイントとしては、ひとつはフォーカルエリアの花の位置ですが、三角の真ん中より少し下をイメージしてフォーカルポイントを決めてみてください。 もうひとつは、花の顔の向きが下や後ろを向かないように気を付けてくださいね。 フラワーアレンジの基本的なテクニックがたくさん詰まったアレンジですのでぜひマスターしましょう♪ |